産直施設「うみのミルク」をオープンしました!
産直の場所は宮古市赤前の堀内地区です。(重茂半島に行く途中です)
災害復旧事業で昨年春に完成したカキ処理施設の隣にあります。
宮古産の牡蠣を、育った海の近くの、殻むきをしているその作業場の隣で購入できます。


この産直は、「生産者の皆さんがお客様に直接販売する」という目的は
もちろんですが、宮古市民でもなかなか味わえない、宮古産の牡蠣をたくさんの人たちに食べてほしいという想いで完成したものです。
宮古の牡蠣は大きく、そして、うまみが強く、美味しいのですが、地元よりは築地市場など、遠方に行ってしまうため、市民の皆さんが、たくさん味わえるということは、なかなかないことでした。
牡蠣生産者の皆さんは、震災の津波で養殖施設や船を失いながらも、
流された養殖棚は古い資材で仮復旧し、震災の年の8月、9月には稚貝を育て始めました。
そして、今年、そのときに育て始め、大きくなった牡蠣を販売しています。
震災後、生産者の皆さんは、「少しでもいいから生産したい。じっとしてはいられない」という想いで牡蠣の養殖を始めたそうです。
オープン当日の様子を、津軽石牡蠣養殖組合産直部会の会長山根幸伸から
お話を伺いましたら、当日は、市民の皆さんを中心に多くの方がお越しになり、2時間で100キロの牡蠣が完売してしまったということです。
遠くは、矢巾町からお越しになったお客様もいたということで、中には5キロ買って、遠くの親戚にも送るという方もいらっしゃったそうです。
皆さんオープンを「心待ちにしてたよ!」とおっしゃっていたそうです。
今日、「うみのミルク」にお邪魔した時には、次々お客様がいらっしゃって、牡蠣が足らなくなり、会長の山根さんが急きょ漁船で海から牡蠣を獲ってきて、殻をむいてすぐ出す!というまさに産直!というシーンに遭遇しました!


この直売所ですが、震災前から作りたいという案があり、震災で実現するのが遅れていました。
待ちに待ったオープンに、生産者の皆さんは「宮古産の牡蠣を、お客様とお話しながら、直接販売するということに、つながりを感じ、新鮮さも感じている」とやりがいを感じられているようです。
売り物は牡蠣のみ!
これから花見の時期に獲れる大きな「花見かき」も登場するとか。
山根会長は「育った海を見て、加工している隣で買う牡蠣の産直です。
宮古の牡蠣、ぜひ皆さんに味わってほしい。今はちょっと雪が多いけど、
季節が良くなったら、ぜひ宮古に多くの方に遊びに来てほしい」と話しています。

近々ホームページも立ち上げるということですので、ぜひ、皆さんチェックして
お越しください。
産直「うみのミルク」では加熱用の牡蠣大1キロ2200円ほど、中1キロ1800円ほどで、また500グラム単位でも販売しています。
営業時間は 平日の午後1時~4時まです。不定期にお休みをいただくこともあるということですが、ぜひ皆さん、お越しください!

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